RaspberryPiでWiFi中継機のようなアクセスポイントを作る
WiFiアクセスポイントまで距離的に届かないという状況ができたため、
WiFiに接続してネットワークに接続しつつ、自身が別SSIDでアクセスポイントとなるようなラズパイを作りました。
(純粋な中継機が欲しかったものの作り方が分からなかった。そもそも中継機を使ったこともなく仕組みも理解していない。。)
構成
- OS: ubuntu 20.04
- raspberry pi 3B+
ラズパイはWiFiモジュールが1つ内蔵されていますが、WiFi中継機的なことをするためにWiFiドングルを使います。 今回使ったのは多分 TP-Link Archer T2U Nano (だいぶ前に買って眠ってたやつ)
だいたいインターフェース構成は下図のような感じになります。
基本的にはイーサネットは使いませんが、初期構築やメンテナンス用としてイーサネットでつなぎたいので、WiFi(wlan1)とイーサネット(eth0)でボンディングするようにしてます。
WiFiドングルを使うための準備
WiFiドングルが認識されているかを確認
$ sudo apt install wireless-tools
$ iwconfig
WiFiドングルにあたるデバイスが表示されなければ、おそらくドライバを準備する必要があります。
https://github.com/aircrack-ng/rtl8812au
今回は↑を使ってドライバを準備しました。
$ sudo apt install dkms
$ git clone https://github.com/aircrack-ng/rtl8812au
$ cd rtl8812au
$ sudo make dkms_install
$ make
$ sudo make install
$ iwconfig
$ lsmod | grep -E 88.*au
88XXau 2174976 0
iwconfigでWiFiドングルにあたるデバイスが表示されるようになればok
netplanでネットワークインターフェースの設定
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$ sudo netplan apply
hostapdでWiFiアクセスポイントの設定
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$ sudo systemctl restart hostapd
$ sudo systemctl enable hostapd